Home > 月経困難症とは
月経困難症とは
月経困難症とは、月経(生理)期間に月経に伴って起こる病的な症状のことをいいます1)。
月経痛は、20歳代では64.2%、30歳代では51.8%にみられますが、症状の程度は個人差が大きく、約15%の女性が学業や仕事に支障をきたしているという報告もあります2)。
主な症状1)
- 下腹部痛
- 腰痛
- おなかの張り
- 吐き気
- 頭痛
- 疲れ・だるさ
- 食欲不振
- イライラ
- 下痢
- ゆううつ

1)日本産科婦人科学会 編「産科婦人科用語集・用語解説集(改訂第5版)」2025年
2)岩瀬 明ほか 編, みえる!わかる!女性内分泌, メジカルビュー社, 2022年 p.167
分類
機能性(原発性)月経困難症と器質性(続発性)月経困難症に分けられます。

岩瀬 明ほか 編, みえる!わかる!女性内分泌, メジカルビュー社, 2022年 p.168
昔より増えてる!現代女性の生涯月経回数

Short RV, Proc R Soc Lond B Biol Sci. 1976; 195(1118): 3-24.より改変
Reproduced with permission from The Royal Society
(Short RV, Proc R Soc Lond B, 1976)via CCC.
現代の女性は、昔の女性に比べて初経年齢は早まり、妊娠・出産回数は減少しています。
このため生涯の月経の回数が増え、月経に関するトラブルや悩みも増える傾向にあります。また、排卵や月経を繰り返すことで、子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣がんなどの発症リスクが高まると考えられています。
月経困難症治療においては、出血量や月経回数を減らすことが望ましいとされ、必ずしも毎月月経が起こらなくても、体には問題ないと考えられます。